治らない皮膚炎 マラセチアを疑ってみよう!
昔と比べて、食べ物や、環境が変わってきたことで、
さまざまな病気にかかる患者が増えてきています。
皮膚炎もその中の一つであります。
本記事では、皮膚炎の中でもマラセチアについて解説し、
マラセチアの原因や、対策方法などをご紹介します。
この記事を読んで、皮膚を常に守り、
健康的な日常を過ごしていきましょう。
〇こんな方にオススメ
・マラセチアにかかっている方
・マラセチアがなかなか治らない方
・皮膚炎に困っている方
〇この記事を読んで分かること
・マラセチアの症状と、原因
・マラセチアの効果的な対策方法
・マラセチア対策に効果のある食品
こちらの記事が皆さまの日々のお悩み改善に少しでも役立てれば幸いです。
では、見ていきましょう!
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■マラセチアの症状
マラセチアは通常、健康な人の皮膚や頭皮に存在している酵母菌の一種です。
通常は無害な存在ですが、特定の条件下では過剰な増殖を引き起こし、
さまざまな皮膚トラブルを引き起こすことがあります。
マラセチア菌が不良化した場合、一般的に以下のような症状が現れることがあります。
・皮膚の炎症と、発赤
マラセチア菌により、皮膚の炎症や発赤が起こることがあります。
炎症は通常、軽度で局所的なものですが、一部の人では炎症が強くなることもあります。
それは免疫力が低下した人です。
・かゆみ
マラセチア感染は痒みを引き起こします。
かゆみは軽度な場合もありますが、
感染が進行するとかゆみが強くなることもあります。
・乾燥や、フケ
マラセチア菌により、皮膚が乾燥しやすくなったり、フケが増えることがあります。
特に頭皮や顔のTゾーン(額、鼻、あご)などの油脂分泌が多い部位でよく見られます。
・皮膚の脂漏性皮膚炎
マラセチアにより、皮膚の脂漏性皮膚炎が悪化することがあります。
脂漏性皮膚炎は、頭皮や顔の皮膚の赤み、びらん、かゆみ、フケなどを引き起こす、
炎症性の状態です。
・毛包炎、にきび様の発疹
重度のマラセチア感染では、毛包炎やにきび等の発疹が発生することがあります。
これにより、赤い腫れや膿が溜まることがあります。
マラセチアにかかると以上のような症状が現れますが、
では具体的にどういった原因によりマラセチアにが暴れだすのでしょうか。
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■マラセチアにかかる原因
代表的な原因について、以下紹介します。。
① 皮脂の過剰な分泌
皮脂はマラセチアの主要な栄養源であり、
皮脂の過剰な分泌はマラセチアの増殖を促進します。
これは、脂性肌や毛穴の詰まりがある人により一般的です。
② 湿度と温度
湿度や温度の上昇は、マラセチアの増殖を促進する要因となります。
特に暑い季節や湿度の高い環境では、皮膚や頭皮が湿った状態が続き、
マラセチアが繁殖しやすくなります。
③ 免疫力の低下
何といっても免疫力の低下はマラセチアの増殖に関与します。
免疫系の弱まった状態では、マラセチアが過剰に増殖する可能性が高くなります。
免疫力の低下は、ストレス、病気、特定の医薬品の使用などによって
引き起こされることがあります。
④ 使用する製品や環境の変化
一部の皮膚ケア製品やヘアケア製品には、
マラセチアの増殖を促進する成分が含まれている場合があります。
また、特定の環境条件(例:プールやジムの共有スペース)は、
マラセチアの増殖を助けることがあります。
使っている商品に殺菌力の強いものがあると殺菌しすぎて悪化することも多くあります。
⑤ 食べ物バランスが悪い
食事のバランスが悪い場合、免疫力の低下や体内環境の変化が起こる可能性があります。
これにより、マラセチアの増殖が促される可能性があります。
また、栄養素の欠乏や過剰摂取が生じるため、
免疫力や皮膚の健康に影響を及ぼす可能性があります。
以上が一般的なマラセチアの原因ですが、
個々の状況や体質によっても異なる可能性があります。
そのため、マラセチアにかかった際は今回紹介した原因にあてはまらないよう、
日常生活における食事や製品を変えてみることが大切です。
では、マラセチアにかからないようにするための対策方法を紹介します。
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■マラセチアの効果的な対策方法
マラセチアに対する効果的な対策は、
以下の方法を組み合わせることで行うことができます。
① 適切な衛生管理
マラセチアは皮膚や頭皮に存在するため、日常的な衛生管理が重要です。
清潔なタオルや洗顔用品を使用し、皮膚を適切に清潔に保ちましょう。
特に、頭皮のケアには注意が必要です。
適切なシャンプーとコンディショナーを選び、
頭皮をマッサージすることで血行を促進し、マラセチアの増殖を防ぎます。
シャンプーや、コンディショナーなどは頭皮に残らないよう、
シャワーでしっかりと洗い流すようにしましょう。
② 皮脂のコントロール
皮脂の過剰な分泌はマラセチアの繁殖を促しますので、皮脂のコントロールが重要です。
適切な洗顔方法や皮脂を抑える効果のある洗顔料を使用し、
皮脂を適度なバランスに保ちましょう。
ただし、皮脂を完全に取り除くことは逆効果ですので、
肌のバランスを取りつつ、適度な保湿も忘れずに行いましょう。
③ ストレスの管理
ストレスは免疫力の低下を引き起こし、マラセチアの増殖を促進する要因の一つです。
日常のストレスを軽減するために、
リラクゼーション法や適度な運動、趣味に時間を割くことが重要です。
十分な睡眠をとることも、ストレス対策の一環として大切です。
④ 適切な食事
健康な食事は皮膚の健康にも関与します。
マラセチアの増殖を抑えるためには、
ビタミンやミネラルを豊富に含む食品を摂取しましょう。
特に、抗酸化作用のある食材や、オメガ-3脂肪酸を含む食品は推奨されます。
バランスのとれた食事を心がけましょう。
⑤抗生剤などの多用
抗生剤やステロイドなどの殺菌系の薬剤は著しく免疫力を下げます。
普段はおとなしいマラセチアも体内の免疫力が低下すると突然暴れだすのです。
薬剤は必要なとき、必要な量だけ使用し、あとは生活習慣で問題を解決しましょう。
このように効果的な対策を行うことで、マラセチア皮膚炎を予防することができます。
また、特に食事は身体のホルモンバランスやストレスに大きく影響するため、
適切な食事を摂取することが大切です。
では次に、マラセチア対策に効果のある食品について紹介します。
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■マラセチア対策に効果のある食品
皮膚炎にかかりやすい方は食事バランスが整っていないことが多いため、
食事バランスをまず整えることが重要です。
食事バランスを整える上で欠かせないキーワードが、「まごわやさしい」。
ま:豆
ご:ごま
わ:わかめ
や:野菜
さ:魚
し:しいたけ
い:いも
「まごわやさしい」は、主に日本の伝統的な食品であり、
健康促進や病気予防を目的としています。
これらの食品は、バランスの取れた栄養摂取と食材の質に重点を置いています。
季節に応じた新鮮な食材を日常的に摂取しつつ、
煮物・焼き物・蒸しなど、さまざまな調理方法で楽しむと良いでしょう。
しかし注意点としては、調味料は控えめにすること。
食材本来の味や香りを大事にしましょう。
また、飲料ではハーブティーが効果的です。
医薬品だとマラセチアの殺菌になるため、完全には治らないですが、
ハーブだと常在菌のバランス整えるため、安心です。
では、どういったハーブが効果的なのか、紹介していきます。
① クマザサ
クマザサは、日本や中国を中心に自生しているつる性の植物です。
抗炎症作用と抗菌作用があり、皮膚の炎症を軽減する効果が期待されています。
特にマラセチアにはクマザサが効果的です。
ハーブティーとして嗜むのも良いですが、
サロンドノーブルでは、バスハーブと呼ばれる、
クマザサのエキスと、乳酸菌を含んだ入浴剤も販売しております。
味わい:爽やかな香りと、ほのかな甘み
② レモンバーム
アダプトゲンを含んでおり、抗炎症作用や抗菌作用があり、
皮膚の炎症を緩和するとされています。
また、リラックス効果や抗ストレス作用もあります。
味わい:レモンのような香りがあり、柑橘系のフレッシュな味わい
③ エゾウコギ
レモンバームと同じくアダブプトゲンを含んでおり、
また抗酸化作用や抗炎症作用があり、
皮膚の健康をサポートする効果が期待されています。
また、身体の免疫を高めることから感染リスクを下げる効果もあります。
味わい:ゴボウに似た独特な香りと、若干の苦味
④ ネトル
ネトルは抗炎症作用や抗菌作用があり、
かゆみや炎症を和らげる効果が期待されています。
また血液・血流改善も行うことから、
老廃物を排出する作用も持ち合わせております。
他の食品ではニンニクや、ショウガも効果的です。
味わい:緑茶や、抹茶に似た香りと味
マラセチア対策でも、すでに悩んでいる方でも、
ともに効果のあるハーブばかりです。
ぜひ飲んでみてくださいね。
また、マラセチア以外にも皮膚炎に困っている方に対しては、
長く皮膚炎が続いている方にはイエロードック、
軽度な皮膚炎の方にはバードックをおすすめしており、
解毒を行っていますので参考にしてみてください。
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■まとめ
今回は、皮膚炎の一種である、マラセチアをテーマに、
マラセチアの症状と、原因と、
マラセチアの効果的な対策方法・食品ついてご紹介しました。
マラセチア対策に効果的なハーブはこの9つ!
① クマザサ(特におすすめ)
② レモンバーム
③ エゾウコギ
④ ネトル
適切な衛生管理や皮脂のコントロール、ストレスの管理、適切な食事などは、
マラセチアの繁殖を抑えるために重要です。
身体を整え、休息を取り、健康的であることは何事にとっても大切ですので、
常に心がけるようにしましょう!