ハーブの歴史②
こんにちは!前回に引き続き今回もハーブの歴史についてご紹介して参ります♪今回はヨーロッパにおけるハーブの歴史と現代のハーブはどのように利用されているのかについてご説明していきます。
【ヨーロッパでは】
中世ヨーロッパではキリスト教と教会の力が増すにつれ、ハーブの研究は主に教会の中だけに留められます。そんな中、一般市民でありながらハーブを扱い自然療法の知識を兼ね備えた女性が修道院まで行けない庶民にその知識を与え、病を癒す機会が多くなりました。そうした女性たちが『魔女』のルーツだと言われています。
1500年代はフランスをはじめヨーロッパで本格的な植物療法の時代が訪れます。イギリスではハーブ療法の知識を持つものにそれを実践する権利を許した「ハーバリスト憲章」が発布されました。その後たくさんの有名な本草書が発刊されました。「イギリス植物学の父」と呼ばれたウィリアム・ターナーは、1551年に『ニュー・ハーバル』を発刊しました。
【現代のハーブ】
近代医療の台頭により18世紀頃から影をひそめたハーブ療法、ハーブ医学は20世紀後半に再び目を向けられるようになりました。
先進国を中心に時代と共に変化した生活環境などから病気の質が変化し、多くの病気の原因の一つがストレスにあると考えられ、薬害や薬の副作用という問題も大きくなり、新薬を開発しても病原菌自体が進化してしまうという事もわかりはじめ、現代医学・医療でも対処が難しいものも指摘されはじめました。
また、化学の進歩は植物の成分を明らかにし、同時に伝統的なハーブ療法で使用されていたハーブが病気を治す、予防するといった因果関係も次第に解明されるようになってきました。医療専門家も少しずつハーブに関心を持つようになり1970年代には再びハーブ医学の学校がヨーロッパで復活、主要都市にハーブ・クリニックが開設されるなどの動きとなってきました。
近年、欧米を中心にハーブ療法への注目もますます高まり、今では状態や症状によって、ハーブ・サプリメントを使うか、家庭薬を使うか、医者に行くべきかを使い分ける人が少しずつ増えていると言われています。
皆さまいかがでしたでしょうか?ハーブは大昔から私たちの健康に欠かせないものでした。近年ハーブの効果が見直されつつあります。当サロン一階のエルボリストリでは症状に合わせたハーブをブレンドしご提供しております。ご興味のある方はお問い合わせください。
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