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梅雨の不調を乗り切る方法とおすすめのハーブティとは

毎年、梅雨の時期になるとなんとなく身体がだるい、やる気が起こらないと感じることはありませんか?この時期に体調不良を起こす原因のひとつに「気象病」があります。気象病は、気圧や湿気、寒暖差により起こることが多いと考えられています。

この時期の不調を乗り切るには、毎日の過ごし方が大切です。まずは体調が悪くなる原因や対処法を知ることが必要です。また、不調を乗り切るために、毎日の生活を見直してみましょう。オーガニック植物をもとにしたハーブティなどもおすすめです。まずは、梅雨に起こりやすい不調の原因や対処法について紹介します。

梅雨に起こりやすい不調とは

梅雨に不調を起こす原因は、気圧の変化、湿度・寒暖差によるものがあります。特に梅雨は雨が降ったり、急に晴れになったりするなど天気や温度や湿度、気圧などが不安定です。まずは、自分がどんなときに体調が悪くなるかを確認してみましょう。梅雨に起こりやすい体調不良には次のようなものがあります。これらの症状を気象病と呼ぶことがあります。

・頭痛
・身体がだるい
・耳鳴りがする
・気分が落ち込む
・関節が痛いなど

これらの症状の他に、月経周期や更年期に起こる方もいます。

気象病とは

気象病は、天気や気圧の変更で起こる身体の不調の総称で、正式な病名ではありません。主に気圧の変化・湿度・寒暖差で起こります。雨が降る前や台風が来る前になると、低気圧の影響で急激に体調の変化を感じる方がいます。

気象病とよばれる症状を起こす人の中には、「そろそろ雨が降りそう。」「台風が近づいているかも。」と感じる方がいます。それほど、天気や気圧に敏感な方がいるようです。また、気象病は、頭痛・関節が痛いなど身体の痛みなどのほかに、気分が落ち込む、やる気が起こらないなど精神的な不安を感じる方もいます。

自律神経とハーブとの関係

ハーブティなどにつかうハーブは、身体の不調や健康維持にもよく使われています。気象病による身体の不調は、自律神経の乱れが関係しています。自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」に分けられ、緊張しているときに働く交感神経と、リラックス状態のときに働く副交感神経があります。

昼間の仕事や勉強などの活動する時期は交感神経が優位になります。一方で、夕方から夜のリラックスタイムは副交感神経が優位になります。自律神経が乱れると、交感神経・副交感神経のバランスが悪くなり、身体の不調を起こす原因にもなります。

そこで必要なのは、昼間の元気なときは交感神経を優位に、寝る前のリラックスタイムは副交感神経を優位にすることが大切なのです。このバランスが崩れると、夜眠れなくなったり、昼間に身体がだるくなったりします。自律神経を整えるためには、自分の身体の状態を知ることが大切です。どんなときに体調が悪くなるのかをメモしておくのもいいでしょう。

身体の不調を確かめるには

身体の不調は、顔に出たサインで確認することができます。例えば、顔の吹き出物が出た場所で確認することもあります。最近、口の周りに吹き出物がでた、顔色が気になるということはありませんか?あくまでも身体の不調を確認する方法で、可能性のひとつだと考えてください。

顔の吹き出物場合

口の周り:胃腸が弱っている
目尻の周り:動物性食品を摂りすぎている。
フェイスライン:ストレスがたまっている
あご周り:婦人科系に注意。

顔色の場合

また、東洋医学では、体質を顔色でみることがあります。
青・赤・黄・白・黒などに分けて考えることができます。

青:肝臓・胆のう・目の不調に注意、イライラする、怒りっぽい。
赤:心臓などの循環器や呼吸器に注意。肌が赤い。赤い湿疹ができる。
黄:胃など消化器系に注意。食べるのが好き。胃腸が弱い。
白:肺に注意。風邪をひきやすい。
黒:老化現象に注意。目の下のクマ。肌のくすみ。

毎日鏡を見るとき、顔に吹き出物できた場所や顔色を見て自分の体調を確認してみましょう。 できれば、毎日同じ時間、同じ場所(光)の条件でみてください。肌の状態だけでなく、身体の調子を確認することもできます。特に、身体の中に余分な水分が滞りやすい梅雨の時期は、胃や皮膚の不調に要注意です。

梅雨の不調を乗り切るためには

身体の不調を整えるためには、そのときの体調に合わせた過ごし方が大切です。次のような方法を試してみましょう。

ウォーキングをする

身体を適度に動かすことで、身体の中に滞った余分な水分を外に排出することができます。ウォーキングなど軽い運動がおすすめです。天気のいい日は、できるだけ太陽の光をあびるようにしましょう。梅雨の時期に咲く紫陽花を見に行くのもいいですね。太陽の光と関係の深いセロトニンは、夜のリラックスタイムにも効果が期待できます。

適度に水分をとる

身体の健康を維持するためにはハーブティがおすすめです。自分の好きな香りや味を選んでみましょう。ただし、梅雨の時期に水分をとりすぎると、身体がだるくなったり、むくみやすくなることがあります。一気に水分をとるのではなく、こまめに少しずつ飲むことをおすすめします。また、梅雨の時期は脱水にも注意しましょう。

耳のマッサージをする

気象病は、耳のまわりの血行が悪くなると起こりやすくなります。耳を温めたり、マッサージをしましょう。温かくしたタオルを耳に当てることで温めることができます。耳のマッサージは、耳を上下左右に5秒ずつひっぱります。そのあと、耳をゆっくり回してみましょう。気象病が起こりやすい梅雨の時期は朝昼夜と定期的に続けることをおすすめします。

香りで気分転換をする

梅雨の時期は香りで気分を変えてみましょう。食用の重曹に精油を2.3滴落とし湯船に入れたり、アロマストーンに精油を垂らし香りを楽しむこともできます。毎日の生活の中で気軽に気分転換をすることができます。

香りで湿気や防カビ対策に

重曹は嫌な臭いや湿気をとる働きがあります。重曹に精油をたらすと、香りを楽しみながら、梅雨を快適に過ごすことができます。梅雨の時期は、湿気がたまりやすくなるため、重曹を変えましょう。清潔なガラス瓶に重曹を入れ、アロマを垂らすだけでできます。湿気や臭いは低い位置にあつまるので足元に置きましょう。

自分にあった香りをみつける

そのときの気分や体調に合わせて、自分にあった香りをみつけましょう。どんなときに香りが必要かを考えることも大切です。例えば、リラックスできる香り、シャキッとする香りなどです。また、アロマオイルは、低価格のものから高価なものまであります。できれば、オーガニック植物を利用したアロマを選びましょう。

よくかんで食べる

食べ過ぎ飲み過ぎも体調不良を引き起こす原因のひとつです。特に、梅雨はむくみやだるさを感じやすい季節です。食べるときは、よくかんで、細かくすることを意識しましょう。よく噛むと脳の血流量が増え活性化されるといった報告もあります。特に、育ちざかりの子どもはよく噛むことであごの発達をうながし歯並びがよくなります。

温かい飲み物で気分を落ちつかせる

雨が続くと、やる気が起こらず仕事に集中できないことがあります。特に、テレワークなど自宅で仕事をする方は、オンオフの区別ができない方もいるかもしれません。ハーブの入った温かい飲み物は、気持ちを入れ替えることができます。イライラしているときにもおすすめです。副交感神経を優位にしてくれます。

深い呼吸を意識する

呼吸は意識をしないと自然と浅くなってしまうことがあります。例えば、緊張したり、ストレスを感じたりしているときです。緊張したり、不安を感じたりするときは、呼吸に意識を向けてみましょう。大きく息を吐き、鼻からゆっくり時間かけて息を吸い込みます。科学的に腹式呼吸はリラクゼーション効果があるといわれています。

ヨガやストレッチをする

ヨガは独自の呼吸法とポーズをあわせることにより、身体をリラックスさせたり、インナーマッスルを鍛えたりする運動です。ストレッチの動作と組み合わせることもあります。呼吸を合わせることによって、身体をリラックスさせる効果が期待できます。冷えてしまった身体を和らげるためにも利用できます。

おすすめのハーブティ

梅雨の時期は、すっきりとした香りと飲み心地のあるハーブがおすすめです。できれば、氷を入れるよりも、常温や温かくして飲むのがおすすめです。特に、梅雨の時期に身体を冷やしてしまうと、自律神経のバランスが乱れてしまう原因なるからです。梅雨の時期におすすめのハーブティは次のようなものがあります。

ペパーミント

清涼感のあるミペパーミントは気分をすっきりさせてくれます。じめじめとした湿気のある日や、気温が高い日は、ペパーミントですっきりさせましょう。ミント入りのガムやスプレーなどがあります。

ローズマリー

ローズマリーはシソ科の植物で、グリーンの強い香りが特徴です。朝起きたあとや、ミーティングの前などに。クリアですっきりとした香りが部屋中にひろがります。

レモンバーム

レモンバームなどの柑橘系の香りは、ハーブの中でもよく使われています。ハーブが手に入らないときは、柑橘系の果実を食べたり、身体を温める紅茶にレモンを入れて飲んだりするのもおすすめです。

梅雨の不調は、自分の体質に合わせた生活改善を

毎年、この時期になると体調が悪くなるけれど、解決方法がみつからないと悩んでいる方をよくみかけます。その人たちに話を聞くと、夜更かしをしていたり、冷たいものを飲んだりするなど、身体の不調に向き合っていない方も少なくありません。もちろん、ストレスをたまる行動は控えることが大切です。夜なかなか眠れない方は、朝から太陽の光を浴びてみる、できるだけ昼は散歩をして身体を動かすなどを心がけていきましょう。自然と夜になると眠くなるようになります。それでも、梅雨の時期の体調不良がよくない方は他に原因がある可能性があります。少しでも不安を感じたら専門家に相談することをおすすめします。

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