メディカルハーブの資格を取得したらどんな仕事につける?
メディカルハーブの資格は、自分や家族のために活用するだけではなく、仕事に利用することもできます。例えば、エステサロンや料理教室、化粧品の企画や開発などです。メディカルハーブの資格取得は、ハーブの知識を活かして新しい仕事を始めてみたい、多くの人に喜んでもらえる仕事がしたいという方におすすめです。
メディカルハーブの資格を仕事にいかすためには
メディカルハーブの知識をいかした仕事につくためには、専門的な知識を身につけることが大切です。人の健康維持をサポートする仕事だからです。いつも健康でいたい、いつまでもきれいでいたいといった方に興味を持っている方がたくさんいます。また、天気が悪くなるとカラダがだるくなる、検査をすると異常はないのにカラダがむくむなどと感じる方がいます。これらの未病の状態の方にも利用できます。
具体的には、毎日食べる料理にハーブを入れる、ハーブティを飲むといった方法もあります。また、ハーブの知識を活かした施術を受けることも可能です。カラダのメンテナンスをすると、自分がどれだけ疲れているか、どれだけ不調があるのかを知ることができます。できるだけ、お薬は使いたくない、自然なもので健康を維持したい方に利用できます。
ハーブはお薬に比べて作用はゆるやかです。そのため、すぐに効果がでない場合もあります。しかし、だれでもハーブは購入することができるため、知識があればどなたでも香りや効能を楽しむことができます。
ハーブの仕事につくためには、専門的な知識だけでなくお客さまへのサービスについても勉強が必要です。これらは、普段ハーブの仕事をしている方から学ぶことをおすすめします。どうやってお客さまのためにハーブをいかすのか、どんなことをすればお客さまに喜んでもらえるかを知るためには、現場で活躍する方からの生きた情報を得ることが必要だからです。
メディカルハーブの知識を活かした仕事とは
それでは実際にメディカルハーブの知識をいかした仕事にはどのようなものがあるのかを紹介します。
料理教室
食事は、健康を維持するためにもっとも大切な生活の一部です。どれだけ良い薬を使っても食生活が乱れていると健康を維持することはできません。そこでメディカルハーブの専門家として活動できるのは料理教室です。料理の作り方だけではなく、普段食べている食材とハーブの組み合わせで健康の維持もしくは、病気になる前の未病の状態を対処することができます。家庭でも簡単に実践できるハーブをとりいれた料理や、お店を開く方を対象としたハーブの知識を学ぶこともできます。
介護施設
高齢者のケアに植物療法が使われています。手軽にはじめられるハーブやアロマなどを使った方法は、高齢者のQOLの向上にも役立ちます。ハーブやアロマの香りは、高齢者の健康的なカラダを目指している方にも利用されています。介護の現場ではアロママッサージや口腔ケア、臭い対策などで使われています。また職員同士でアロマとリーメントをおこなう勉強会なども行われている場合もあるようです。介護施設での仕事は、手技などの施術を使った技術も必要とされることがあります。
手技を生かしたセラピストとしてエステサロンで働く
ハーブやアロマの知識を持った方は、フェイシャル・ハンド・ヘッドマッサージなど手技を使ったリラクゼーションサロンで働くことができます。アロマを利用したエステサロンは競合が多いため、メディカルハーブの専門的な知識はもちろん、開業する方法、開業したあとどうすれば成功するかなど、お客さまに喜んでもらえるサービスが提供できるかが必要となります。エステサロンで施術を受けたあとにサービスするハーブティの知識を身につけることができます。ノーブルでは、オーガニックなどの品質にこだわった施術に力をいれています。また「ハーブ免疫療法師」の認定を受けることができるため、お客さまは専門的な知識を持った施術を受けることができます。
ハーブティの販売(カフェ、レストラン)
ハーブティは気軽に普段の生活に取り入れることができるため、多くの方に楽しんでいただける飲み物です。初めてハーブティを飲んでみたいと思う方は、何を選んでいいのかわからない、ハーブティの入れ方がわからない、自分にはどれがあっているのかわからないという疑問を持つ方がたくさんいます。そこで、メディカルハーブの専門的な知識を持った方が必要です。ハーブティの販売は、百貨店や専門店などでも買うことができますが、最近ではインターネットで手軽に購入できるため、利用する人が増えています。ただし、ハーブティの販売するための説明はとても難しくそれなりの知識が必要です。
化粧品の企画、販売
メディカルハーブの資格は化粧品を開発するときにも有利です。特にメディカルハーブの知識が必要な、自然・植物・オーガニック・ハーブなどをベースにした化粧品は人気があります。例えば、どのようなハーブや植物はどんな香りがするのか、肌を保湿するか、ハリやツヤを与えるか、なめらかにするかなどです。最近では、美容にオーガニック植物やハーブを利用する方が増えています。これらの素材を使ったオリジナル化粧品を自分で企画・販売したい方は、化粧品のOEMメーカーへ依頼する方法があります。OEMメーカーでは、化粧品ブランドの立ち上げ方、競合他社の動向調査、販売戦略などのアドバイスを求めることもできます。メディカルハーブの知識は、化粧品を販売しているお店・メーカーでもアドバイスを求められることがあります。
イベントの企画
普段の生活の中で簡単に利用できるアロマやハーブは、多くの女性の方に興味を持たれています。ハーブを使ったセミナーは多くの場所で開催されているため、講師としてイベント会場で話をしたり、実際にハーブティを試飲したりするセミナーなどは人気があります。ハーブやアロマを使ったイベントは、メディカルハーブの知識を活かした仕事をしていきたい方にはとても大切な仕事の一つです。イベントだけでは、なかなか大きな収入になることはありませんが、イベントを開催することで、メディカルハーブの専門的な知識をもった専門家として多くの方に知ってもらえる機会になります。自身の活動内容を多くの方に知ってもらえば、商品開発に携わることができたり、テレビやラジオに出るきっかけになる方もいます。
記事の作成
ディカルハーブの専門的な知識を持った方は、ライターとして活動することも可能です。ライターになるには、自分の存在を知ってもらわなければいけません。ブログを書いたり、SNSで発信することにより、企業から記事を書いて欲しい。本を書いて欲しいなどの依頼が来ることがあります。ただし、ライターは専門的な知識だけではなく、一般の方はどのような記事を読みたいかなどを企画することも大切です。最近では、TwitterやInstagramなどで活躍する方もたくさんいます。自分の得意分野を活かす方法として、SNSから始める方も増えました。また、メディカルハーブの専門家として認めてもらうことができれば、記事の監修者として活動することも可能です。
ハーブを扱う会社や店舗のアドバイザーとして働く
ハーブを販売している会社では、専門的な知識を持った方が必要とされています。例えば、ハーブティを販売する場合、お客さまからの質問にどのような答えを出すのか、また施術を専門としたエステサロンでは、悩みを抱えている方にどんな施術をするのかなどが必要とされるからです。その他にも、エッセンシャルオイルや化粧品などの商品を扱っている会社にも必要とされています。お客さまの中には、ハーブを生活の中でどのように役立てていくかを知りたい方や、ハーブを使う上で注意する点などを知りたい方もいます。お客さまのニーズに対してアドバイスをするためには専門的な知識を持ったアドバイザーが必要です。
個人事業主として独立して教室を開催する
ハーブの専門家として個人で活動する人の中には、自宅で教室を開催したり、アロマオイルを販売したりする方がいます。教室を開催する方のコンセプトはさまざまなものがあり、家族のためにアロマオイルの利用方法を説明するセミナーや、対面でひとりひとりにあったアロマやハーブを使った植物療法をアドバイスする方などがいます。最近では、オンラインレッスンが増えており、ハーブを織り交ぜた食事や生活習慣などのアドバイスを行う場合もあります。これまで経験した知識をあわせたハーブでのサポートができるのもひとつの売りとなる場合があります。
ハーブの知識を活かした仕事で注意すること
ハーブは毎日の生活に簡単にとりいれることができる、薬とはちがった穏やかな効能を感じることができるなどのメリットがあります。ただし、医薬品ではないため、医薬品と同じような効果を書くことは法律によって規制されています。ハーブを販売もしくは記事を書くときには、薬機法や景品表示法などを頭の中に入れておくことが必要です。また、ハーブは合わない体質の方もいます。一部の方は、カラダに合わない場合もあるため、心配のある方には、医師など医療の専門家に相談することをおすすめすることも必要です。
薬機法
ハーブ・アロマの文章を書く上で気をつけたいのは、効能・効果です。すべて書くことを禁止しているのではありませんが、具体的な効能効果は注意が必要です。リラックス・眠れるなども薬機法に違反しています。薬機法に違反、もしくは虚偽や誇大広告などをしたと認められた場合は、行政処分を受ける場合があります。措置命令では売上金額の4.5%を課徴金として課せられます。(令和3年8月1日現在)
いろいろな凡例もホームページを検索すると見ることができるため、気になる方は一度チェックしておくことをおすすめします。
参照:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/000609186.pdf
ハーブの副作用
ハーブは医薬品ではないため、カラダに穏やかな作用があるのが特徴です。ただし、カラダに合わない方がいます。例えば、ハーブの中には花粉症などの原因にもなるブタクサは同じような反応を起こす場合があります。また、妊娠中の方は、控えたほうがいいハーブもあります。ただし、少量なら問題ない場合もあります。カラダの不調を感じている方、妊娠中の方、高齢の方は、医師にハーブやアロマ、サプリなどを利用していることを事前に相談しておくことをおすすめします。
メディカルハーブの知識を持っていれば、いろいろな場所で活躍することができる
メディカルハーブは、健康維持やちょっとした不調に役立ちます。特に、普段から健康を意識している方にとっては、とても興味を持っている方もいるのではないでしょうか?ハーブの仕事を始めるには、お客さまへの信頼度を高めることが大切です。そのためには、信頼のおけるハーブの資格取得をおすすめします。