メディカルハーブにはどんな種類がある?その利用法とは
最近では、多くの女性が健康または美しさを保つためにハーブを利用する方が増えました。
ハーブはちょっとした息抜きにお茶を飲んだり、健康を意識した料理に利用したりするなど、
さまざまな方法で普段の生活にとりいれることができます。
特に、メディカルハーブについて興味のある方も多いのではないでしょうか。
今回は、メディカルハーブの使い方や選び方など、今すぐ試すことができる方法を紹介します。
- メディカルハーブの種類
- メディカルハーブの始め方
- メディカルハーブの使い方
- メディカルハーブの選び方
- ハーブティの飲み方
- メディカルハーブを使うときに注意することは?
- 普段の生活の中で取り入れていきたいハーブは?
- メディカルハーブを普段の生活にとりいれていきましょう。
メディカルハーブの種類
メディカルハーブの種類には、ハーブティや料理に使われるものなど、さまざまなものがあります。
メディカルとついているので、薬なのかな?と思う方もいるかもしれません。
メディカルハーブは、根本的に病気を治すものではありません。
健康を維持したい方や、いつまでも美しさを保ちたい方、ちょっとした不調に使いたい方などが利用します。
日本ではまだメディカルハーブを知らない方も多いでしょう。
実はヨーロッパなどでは、医師がメディカルハーブを処方することがあります。
日本でも一部の医師がメディカルハーブを処方しています。
メディカルハーブの始め方
メディカルハーブを利用したハーブティでは、いろいろなハーブをまぜて一緒に飲む場合がほとんどです。
はじめは、いろんなハーブを飲んでみたいと思う方も多いと思いますが、最初は一つの種類単独で飲むことをおすすめします。
どのハーブが自分に合っているか、合っていないかを確認するだけでなく、それぞれのハーブの味や香りなども楽しむことができるからです。
1種類だけで飲みにくいときは、レモンやはちみつなどを加えると飲みやすくなることがあります。
また、ハーブを選ぶときは、今日は身体が冷える、なんとなくそわそわする、そんなことから始めてみる方法もあります。
最初は、乾燥ハーブから始めるのをおすすめします。
また、ハーブティを飲むと身体の中で代謝され、尿として外に出てしまうため、定期的に飲み続けることが大切です。
メディカルハーブの使い方
メディカルハーブは、さまざまな方法で生活の中に取り入れることができます。
一般的なハーブティから、パック・チンキ剤などあまりなじみのないものなどあります。
まずは、簡単にできるものから始めてみましょう。
飲む
ハーブティ
ハーブを飲む方法として馴染みのあるものがハーブティです。
ハーブティは味だけでなく香りや見た目を楽しむことができます。
ハーブティには、熱湯でつくるもの、水からつくるものがあります。
ハーブティはそのままうがいとして利用することもできます。
カプセル剤
乾燥ハーブを細かく砕いたものをカプセルに入れたものです。
ハーブの専門店などで販売されています。
チンキ剤
ハーブをアルコール抽出して作られたものです。
チンキ剤は水にうすめて飲んだり、うがいをしたりします。
ただし、アルコールが入っているので、未成年や妊娠中の方、アルコールが弱い方は利用できません。
香りを楽しむ
ハーブを自然に楽しみたい方には、香りを楽しむ方法があります。
ハーブはそのままでも香りがありますが、ハーブをお湯に入れることで、お風呂や、蒸気を楽しんだりすることもできます。
ハーブをお風呂に入れる
お風呂にハーブを入れると、お湯は身体を温めるため疲れや免疫力をあげることができます。
ぬるめ(38度前後)のお湯にじっくり浸かるのがおすすめです。
肩までしっかり浸かる方法(全身浴)とみぞおちまで浸かる方法(半身浴)があります。
お風呂に入る時間がないときは、手浴や足浴などにも利用できます。
- ハーブをティーバックなどにつめます。
- お湯を入れたお風呂に乾燥したハーブを入れます。
部屋でハーブの香りを楽しむ
寝る前やリラックスする時間などに、ハーブを楽しめます。
自然に香りを楽しむだけでなく、部屋の乾燥を防ぐこともできます。
- 洗面器などにハーブを入れます
- 熱湯をそそぎます。
蒸気を吸入する
鼻やのどから蒸気を吸入します。温かい蒸気は、顔の血行を良くします。
- 洗面器にハーブを入れたあと熱湯を入れます
- 頭からバスタオルをかぶせ、目を閉じたあと、顔に蒸気があたるように顔を少しずつ近づけます。(近付けすぎないように注意)
塗る
ハーブは、飲む以外に、外から利用することもできます。
クリームにして塗る
ミツバチの巣から得られるミツロウをと植物油を使って軟膏クリームを作ります。
このクリームにハーブを加えて、必要な場所に塗ります。
クリームは、塗った場所を覆うので、乾燥も防ぐことが可能です。
パック
水やお湯に浸剤を入れたものを、タオルやガーゼなどを浸して、必要な場所に当てる方法です。
カラダの外から、ハーブを浸透させます。
作り方
- お鍋でお湯を沸騰させる
- 火を止めて、細かく切ったハーブを入れる。
- タオルやガーゼなどに浸して、軽くしぼる
- 必要な場所に当てる
メディカルハーブの選び方
初めてメディカルハーブを利用する方は、自分の好みの香りや味を選んでみてはいかがでしょうか?効能効果などから選ぶ方法もありますが、自分の好みでなければ、続けることが難しい場合があります。
リラックスしたいとき、シャキッとしたいときなど、自分にあったハーブを選んでみてください。
ハーブティの飲み方
それでは、具体的にハーブティを試していきましょう。
ハーブの量は、ティーカップ一杯分でティースプーン一杯です。
作る量に合わせてハーブの分量を選んでいきましょう。
- ティーポッドにハーブを入れます。
- 沸騰したお湯を入れます。
- 3~5分蒸らします。種や根は抽出しにくいので、時間を多めにかけます。
水から作るハーブティの作り方
- ティーカップにハーブを入れます。
- 常温のお水を入れます。
- 水出しは6時間以上そのままおきます。
メディカルハーブを使うときに注意することは?
ハーブは、食品としても利用されていますが、身体に影響を与えることがあります。
次のような人は注意してください。
注意する人
子どもやお年寄り、妊娠中の方は、使用する前に専門家に相談することをおすすめします。
その人の体調や体質によっては、身体に影響を与えることがあります。
使用量を、少なくするなどその時の状況に合わせてください。
また、メディカルハーブはメディカルとついていますが薬ではありません。
健康や美を維持したり、予防したりするものです。
また、ハーブの中には、薬と一緒に飲むことができない場合があります。
もし、体調に変化が出たときは、医師など専門家に相談しましょう。
ハーブの保存方法
ハーブは密閉容器で保存しましょう。
できたら、紫外線などの光が当たらない、風通しがよい場所で保存することをおすすめします。
ハーブを開封し、密封容器に保存したら、蓋に購入日と開封日を貼っておきましょう。
購入するときの注意点
ハーブの専門店で購入しましょう。
最初は、少量ずつ購入することをおすすめします。
購入したものの使わなかった、好みではなかった、利用する機会があまりない、などが起こるからです。
ハーブが劣化したものを使うのを防ぐためにも、衝動買いするのではなく、計画を立てて購入することをおすすめします。
ハーブを選ぶときは、学名を確認しましょう。ハーブの名前と学名は異なる場合があります。
間違ってちがうハーブを購入してしまったということを避けるためにも必要です。
普段の生活の中で取り入れていきたいハーブは?
メディカルハーブの種類はとてもたくさんあります。
その中でも普段の生活の中で取り入れやすいハーブを数種類紹介します。
ミント
シャキッとしたいときにおすすめのハーブです。
熱湯の中に生のミントを入れて、その香りを楽しむ方法があります。
気持ちを落ち着かせたいたいときにおすすめです。
食べ過ぎたときや飲みすぎたときにも利用できます。
ラベンダー
リラックスしたいときにおすすめのハーブです。
カラダを少し休めたい、緊張をとりのぞきたいときなどに利用します。
瞑想するときなどにもおすすめです。
ラベンダーオイルを使ったスプレーは一日の終わりに使ったり、
気分を切り替えたりするときにも利用できます。
カモミール
メディカルハーブの中でも有名なのは、カモミールです。
ストレスで気持ちが落ち着かないときやに利用されいます。
また、夏の冷房が苦手な方や、冬は寒くて厚着をする方にもおすすめです。
子どもにも利用できます。
ローズヒップ
ビタミンA・B・Cなどを豊富に含むハーブとして有名なローズヒップです。
レモンの20倍以上のビタミンCを含んでいるといわています。
紫外線が気になる方や、アルコールをよく飲む方におすすめです。
ローズヒップを飲み続けると、毎日鏡を見るのが楽しくなります。
ダンディライオン
別名タンポポといわれ、タンポポの根っこを使ったものがタンポポコーヒーです。
ノンカフェインなので、カフェインが気になる方はコーヒーとして楽しむことができます。
軽い甘みとコーヒーのような香りがあります。中からきれいにしたい方に。
ハイビスカス
鮮やかな赤い花が特徴のハイビスカスは、さわやかな酸味がありクエン酸を豊富に含んでいるため、スポーツをするときや、仕事が忙しいときなどにおすすめです。
パソコンをよく使う方、スマホをよく見る方にも利用できます。
フェンネル
古くから薬草として利用されていたハーブです。
甘くすっきりとした香りがあり、魚や貝類と組み合わせた料理にも利用されます。
長時間立ち仕事をする方や、自分で足のマッサージをする方にもおすすめです。
メディカルハーブを普段の生活にとりいれていきましょう。
メディカルハーブは、作用が穏やかなので普段の生活に取り入れやすいのが特徴です。
はじめてメディカルハーブを利用する方は、いろいろなハーブを利用したくなりますが、まずは一種類ずつ試してみましょう。
自分にあったハーブを見つけていくことができます。