アルツハイマーに治療薬はあるか
今日の発表によると、アルツハイマー病治療薬の実験中に死亡した患
者の脳スキャンが明らかになって、専門家は安全性に疑問を呈する旨
を発表。
薬を投与される前の患者の脳の MRI スキャンでは、(左) いくつかの
微小出血 (黒い斑点、矢印で示されている例) が示されています。
薬を投与した後のスキャン (右) は、数十の微小出血 (矢印でマーク) を
示しています。サイエンスには匿名で提供された画像です。
一部の専門家は、アルツハイマー病を治療する新しい実験薬の安全性に
疑問を持っています。患者の死に先立つ脳スキャンで厄介な発見が明ら
かになったからです。
79 歳のフロリダ州の女性は、アミロイドを標的とするアルツハイマー病
の実験的治療薬であるレカネマブの注入後、一連の激しい頭痛、錯乱、
発作を起こした後、死亡したと報告されています。 彼女はアルツハイマ
ーの初期段階です。
女性は、この薬の主要な 18 か月の試験に参加していました。
その間、彼女が薬を投与されたのかプラセボを投与されたのかは不明
ですが、彼女は試験の延長段階で治療を選択し、その間にレカネマブ
の少なくとも 2 回の注入を受けました。
報告によると、彼女の家族は最初の注入後に副作用が見られました。
患者が入院に至る発作を起こし始めたとき、それらは2回目の注入後
にエスカレートしました。
女性の脳の MRI スキャンでは、数十の出血領域と重度の腫れが明ら
かになりました。
サイエンスで患者の記録を調べたボストン大学の神経学者で神経科学
者の Andreas Charidimou は、大脳皮質の襞が「融合して押しつぶ
された」ように見えるほど腫れがひどい場合もあると説明しました。
Charidimou は、この調査結果を「重度の ARIAの典型例」と表現しています。
ARIAとはアミロイド関連の画像異常のことで、発生率の増加は、
18 か月の試験中にこの薬剤を投与された患者の画像で報告され
ました。 ARIA の症状には、頭痛、錯乱、めまい、吐き気など
が含まれ、この薬を投与された治験参加者の 3% 弱で報告され
ました。
女性の家族は彼女の死因を明らかにするために剖検を手配した
ということです。
この薬の最初の試験には、1,800 人の参加者が含まれていました。
その間、13人の死亡が報告されましたが、専門家は、参加者の年
齢と病状を考えると、ある程度予想されることを認めています.
この最新の死亡は、試験の延長段階で発生した 3 番目です。
様々にアルツハイマーの薬の研究は進んできましたが、どれも
暗礁に乗り上げた状態と言えます。
ひとつ老廃物の排除を目的にしても現状を打破するのはむつか
しいのではないかと考えています。
治療も大事ですが予防はもっと重要であると考えます。
そもそもわたくしたちヒトはアミロイドβなどの老廃物は、日常的に
排出される働きを持っています。その排出する機能を阻害している
ことは何か。そしてそれをどのように回復するかが大切ではないか
と考えています。
先日、サイエンスにアメリカの研究機関で脳の毒素排出のメカニズ
ムが解明されたことが掲載されていました。
これは間違いなく、アルツハイマーの治療に役立つ研究です。
27年前。わたくしがサロンをオープンしたころは、脳にはリンパが
ないというのが常識でした。
でも、そこに細胞がある限りリンパがないというのは考えられない。
存在が見つかっていないだけのはずですよ。
とお客様にはお話していたことが懐かしく思い出されます。
しかし10年ほど前に、深い睡眠にはいると左右の脳が少し縮んで真ん中に
リンパ液の通る隙間ができて老廃物を排出するのではないかとの考えが発表
されて、激しく共感したことを覚えています。
最新の情報ではアメリカの大学の研究チームが解き明かしたとしてサイエン
スに発表された情報は、睡眠中の脳内では、アルツハイマー病の原因のひと
つとされるβアミロイドなどの毒素が、まるで洗い流されるかのように除去
されているというのです。
起きている時は血流は多いけれど脳髄液の流れは止まっている。
アルツハイマー病の治療に応用できる可能性がある研究結果ですが、
鍵を握るのはノンレム睡眠中に発生する脳脊髄液の大きな流れです。
ですが、施術しているときに、脳脊髄の部分が固くなっている方が
多いと感じています。得に頭痛の場合です。
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VIPトリートメントコースにはもれなくついていますが、オプションでも
受けられるようにしています。
皆さま、ぐ~っと眠りに引き込んでいきます。
人は、普段からご自身がアルツハイマーになりはしないかと心配などして
いません。でもご家族に患者様がいた場合は、頭のどこかで怖い…と思っ
ています。ですから体質改善の目的や代謝を上げることを目的としていて
も頭痛でお越しのお客様にも脳内デトックスを入れます。
普段は、気持ちいい~♡でいいと考えています。
大切なお客様の未来の健康も踏まえて提案しています。
『サイエンス』誌に2019年10月31日付で掲載された研究論文を読むと、
わたしたちの脳が睡眠中に毒素を取り除くメカニズムを明らかにして
いて興味深い。
この研究は、アルツハイマー病などの神経変性疾患の治療と予防に新たな道を開く可能性があります。
なぜ睡眠中に毒素は除去されるのか?
ヒトが眠っているとき、脳はいくつかの状態に変化します。
浅い眠り、無意識に陥るような深い眠り、そして夢を見やすいレム
(急速眼球運動)睡眠。
ルイスの研究はノンレム睡眠に注目していました。
概して夜の早い時間に起きる深い眠り、つまり徐波睡眠のときに記憶の
保持が行われることが知られています。
これに関連して、マウスを対象とした重要な研究における仮説が13年に発表されていました。これがわたくしが知っている脳脊髄液の排出の研究です。
マウスが眠っている間に、アルツハイマー病の原因のひとつであるβアミロイドなどの毒素が、脳内から除去されることがわかったのです。
ルイスは、毒素がどのように除去されるのか、このプロセスがなぜ睡眠時にだけ起きるのかに興味をもち脳の周囲を循環する水のような液体である脳脊髄液がかかわっているのではないかと仮説を立てたのです。
しかし、睡眠中の何が特別なのかは見当もつかなかった。そこでルイスは、さまざまな実験を考案したのです。
実験参加者は、MRI装置のなかで横になって眠るよう指示され通常の睡眠サイクルを再現するため、実験は深夜0時からスタートしました。
研究チームは、参加者たちが実験開始後すぐに眠れるように、前夜は夜ふかししておくよう依頼していた。
ルイスは参加者に脳波測定キャップをかぶせ、脳の電気活動を可視化し脳波を見ることで、参加者が睡眠のどの段階にいるのか判別できるように設定しました。
一方、MRIは脳内の血中酸素濃度を測定し、脳脊髄液がどれだけ循環しているかを明らかにします。
これらの測定指標が重要なはずだと直感していました。
それでも睡眠中にどう変化するか、どのような相互の関連があるのかは、
わたしたちにも未知の領域でしたと、ルイスは話します。
ワクワクしますね。未知の領域を紐解く研究。
鍵となる脳脊髄液のおおらかな流れ
この結果、ノンレム睡眠中に脳脊髄液のゆるやかな流れが、脳を洗い流すことがわかったのです。
この流れがどうやって生じるのかは、脳波を見ることで判明したのです。
ノンレム睡眠に入るとニューロンの活動は同期し始め、脳全体が同時にオンとオフを切り替えるようになります。
「まず最初に、すべてのニューロンが静かになる状態が観察されます」と、
ルイスは説明しています。
すべてのニューロンが一時的に活動をやめるため、必要とされる酸素量が減少する。これは脳への血流量が少なくなることを意味します。
そして、その空白を埋めるように、脳脊髄液が大量に流れ込む様子が観察されたのです。
素晴らしい!ロチェスター大学の神経科学者であるマイケン・ネダーガードは話します。
ネダーガードは、マウスにおける睡眠時の脳内の毒素除去を初めて報告した、
13年の論文の筆頭著者です。
脳の電気活動が液体を動かすなんて、誰が想像したでしょうか!
今回の研究はネダーガードがマウスで研究しており、ヒトにとっても極めて重要だと考えられている現象のメカニズムを説明するものです。
睡眠は、ただリラックスするためのものではなかったのです。独自の機能があるのですと、ネダーガードは話します。
覚醒時には、すべてのニューロンがオンとオフを同期することはなく起きているときには脳血流量が十分に下がらないので、脳脊髄液の大きな流れが脳内を循環し、蓄積したβアミロイドなどの代謝副産物を洗い流すこともないのです。
つまり起きている時にはリンパの流れは起こらないということです。
高齢の参加者を対象とした実験に期待
この研究は、アルツハイマー病の治療に臨床応用できるかもしれない。
近年のアルツハイマー病の治療法の開発は、βアミロイドに照準を絞ってきました。ところが、初めのうちは有望に思えた薬は、どれも臨床試験で暗礁に乗り上げています。
新しい道が見えてきましたと、ネダーガードは話しています。
βアミロイドという1種類の分子に働きかけるのではなく、脳を洗い流す脳脊髄液の量を増やすことにフォーカスした新たな治療法が想定されるのですから。
そうです!身体全体を健康体へと調えることがファーストステップです。
もし実現すれば、βアミロイドだけでなく、ほかの有害な分子も除去できる可能性があります。
その一例が、アルツハイマー病患者の脳内に蓄積し、ニューロン間の接続を阻害するたんぱく質です。
ごみを全部まとめて一掃する方法は、問題の一部分だけを解決するよりもずっと強力となります。
「加齢は、たった1種類の分子の増減の問題ではありません」と、ネダーガードは話します。
今回の発見から、さらに新たな疑問が湧いてきます。
ノンレム睡眠以外のほかの睡眠ステージで何が起きているのかは、ルイスの研究の対象外です。また、彼女の研究の参加者はみな健康で若い成人でした。
ところが、彼女がとった研究手法は完全に非侵襲的であり、染料を注入する必要すらなく、このため神経変性疾患を発症している可能性のある高齢の参加者を対象とした実験も実施しやすいのではないでしょうか。
沖縄で行われた長生きしている方々の研究でも、身体全体が調和をもって少しづつ老化している人は長生きでした。
一か所だけが老化するとそれは疾患になり身体全体に悪影響をもたらします。
逆もしかりです。
一部分だけの若返りなどないという事になります。
12月末、暮れも押し迫っている中、脳内デトックスのドレナージュを研修しました。
遠方からお越しの認定者の皆さま、ご苦労さまでした。真摯に技術をアップデートする皆さまのお客さまは、安心してボディをまかせて下さる事と思います。
予防医学の視点から学ぶリンパケアの1月クラスは、間もなく開講します。
(文章は一部お借りしました)